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駐輪場であったこと

 

天地明察』を観にいきました。

滝田洋二郎監督の作品は前回の『おくりびと』でも日本の知られざる文化に焦点を当ててそれを丹念に描写し、その演出は軽快かつ爽快なのも相まって、なんだ日本って面白いじゃないか、素晴らしいじゃないか!なんて愛国心めいたものを喚起させてくれる。そんな映画を作ろうとしている人なんだなあと改めて思いました。

日本の暦を作った人の話です。暦はその人々の生活と常に密着し、その土地の風土や文化、慣習、全てに関わってくるようなとっても大事なもの。今のデジタルな機械に囲まれて均一化されつつある生活ではあんまり意識しないような、昔の人と自然の関わりというものをちょっと想像するだけでも面白いなあと思いました。

 

ちょうど最近、自分の作品制作で「七十二候」なんて調べてたら面白いなあって感心してたところだったんですが、日本の暦を作ったまさにその人がこれに関わってたんだとか。すごい!

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%83%E5%8D%81%E4%BA%8C%E5%80%99

 

 

今日の正午、映画のために吉祥寺サンロードの近くにある二時間無料の駐輪場に自転車を止めといて、そのまま忘れて夜まで置きっぱなしで、駐輪料金なんて無駄遣いしちゃったなあ…と思って取りに行ってみたら、なんと駐輪場の改札が壊れていて!渋滞になっていました。出口だけで、入り口は壊れていません。

それぞれ快活な男子大学生に委員長さんな女子高生、買い物袋抱えた主婦のおばさんに今風の女子小学生二人と前後のカゴに幼い子供を乗せた若夫婦がハンドルを握ったままで、出口で団子になっていました。

「どうしたんですか?」「これ壊れちゃってます…」「出られないんですよ」「はあ…」「電話したら後数分で直しに来てくれるそうです!」「自転車担いだら出られますかね」「やってみましょうか!」「まあ私は待ちますよ」「領収書ボタン押しても反応しませんね」「ああやっぱり渋滞になってきちゃったね!」「こんなこともあるんですね、ハハ…」「警備員さんまだ来ないですね」「あああの人じゃないですか!?」

とかなんとかと、みんなして雑談していたらアルソックのお兄さんがやってきて、改札のドアをえらい苦労しひっぺがしてみんなを帰してくれました。

喋っている内に、皆銘々に同情なのかはたまた連帯意識のようなものが芽生えたのか、やっとのことで開かれた出口にもどうぞどうぞと譲り合ってしまってああこんなこともあるんだなあとしみじみ思っていました。

しかも駐輪料金タダになったし!

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